インターン半年間での学びと「実践者に学ぶインパクトファンドの作り方」イベントリポート|JANPIA|インターン生 活動日誌vol9
2025年9月よりJANPIAで活動を始めたインターン生の「活動日誌」を発信していきます。
第9回は、半年間のインターン活動を通じて得た学びを振り返る「インターン半年間での学びと「実践者に学ぶインパクトファンドの作り方」イベントリポート」をご紹介します!
JANPIAの出資事業部にて3月からインターンをしている、慶應義塾大学2年の川上小葵です。活動を始めて半年が経ちましたので、これまでの学びと、9月8日に行われたJANPIA主催のイベント「実践者に学ぶインパクトファンドの作り方」の参加リポートをお届けします。
私がJANPIAでのインターンを始めた理由は、前回の活動日誌にも記載しましたが、地方創生にどのように関わっていくことができるのかを考えるためです(JANPIAインターンでの学びと「地域金融機関が切り開くインパクト投資の最前線」リポート|JANPIA|インターン生 活動日誌vol8 | 休眠預金活用プラットフォーム(休プラ))。
「実践者に学ぶインパクトファンドの作り方~インパクトファンドには何が必要なのか?」リポート

「担い手と資金の不足」を解決するひとつの手段として、9月8日にJANPIA主催イベント、「実践者に学ぶインパクトファンドの作り方~インパクトファンドには何が必要なのか?」が開催されました。イベントの概要はこちらです。JANPIA主催「<出資事業> 実践者に学ぶインパクトファンドの作り方~インパクトファンドには何が必要なのか?」のご紹介 | 休眠預金活用プラットフォーム(休プラ)
イベントでは、一般的なファンドが主に「経済性」の追求を図るのに対して、インパクトファンドは「経済性と社会的インパクトの両立」を図る点に違いがあることを学びました。社会課題の解決に取り組む企業 へ出資を行い、人々や地球に与えるプラスとマイナスの影響を特定し、目標に沿ってマイナスの影響 を減らしながら、プラスの影響を最大化していくことが求められます。 そのため、事業が社会課題の解決にどのように寄与しているのかを測定・把握し、改善につなげる「IMM(インパクト測定・マネジメント)」を実務に組み込むことの重要性が議論されました。事業の成長とともにIMMを活用し、「社会課題の解決」を可視化することで、さらなる共感や資金を集めるサイクルが生まれます。
今回のイベントに参加して

今回のイベントに参加して、ファンド内でのJANPIAの役割と価値について理解が深まりました。前半部分で触れた「地域の担い手・資金不足」という課題に対して、インパクトファンドは重要な役割を果たします。しかし、民間資金だけで社会課題の解決を目的としたファンドを組成するのはハードルが高いのが現状です。だからこそ、JANPIAが「指定活用団体」として休眠預金等を活用し、資金分配団体(ファンド等)に出資を行う意義があると感じています。
JANPIAは出資した資金の回収を前提とした仕組みを採用しているため、資金を循環させながら社会課題解決に取り組む事業への資金供給を行うことができます。 JANPIAが民間資金を呼び込む呼び水となることで資金調達がしやすくなるため、その結果として地域での社会課題にに挑む実行団体が増えていくのだと考えます。 JANPIA自身が日本各地で事業を展開するのではなく、資金分配団体を支援する仕組みを取ることで、社会課題の解決に向けて動く団体が全国に広がっていく。そのような未来に向かって前進していくことができると信じています。
「POTLUCK AWARD 2026」への参加
この半年間、地域で活躍する企業の事例を社内外の活動を通じて多く見てきました。インターンとして参加した外部イベント「POTLUCK AWARD 2026」で印象にのこったことやそこから考えたこれからの地域経営についてご紹介します。

出展:【9/2 POTLUCK AWARD’26】挑戦者をつなぎ、地域の経済へ。全国の地域経済創発プロジェクトが八重洲に集う|地域経済創発プロジェクト「POTLUCK YAESU」
提供•POTLUCK YAESU
「POTLUCK AWARD 2026」では、セッションを傍聴し、「これからの地域経営に、事業者はどう参画するのか?」について考えました。JANPIAでは、3つの領域を優先して社会課題の解決に取り組んでおり、その中の一つに地域活性化への支援があります。地域で活躍する企業やさまざまな取り組みに触れ、地域の課題解決に向けた新たな視点を得たいと考え、今回のイベントに参加しました。 特に印象に残ったのは「一つの地域(点)だけで事業を完結させる必要はない」という視点です。地域活性化を事業として考える上で、一地域の活性化に集中してしまうことが多いと感じています。周辺地域との親和性を高め「面」として盛り上げていくまちづくりの考え方は、今後の地方創生において大きな可能性を秘めていると感じました。

これから学んでいきたいこと
地域やその周辺地域では、どのような分野が脆弱で、そこでどのようなビジネスの可能性があるのか考えていきたいです。また、地域の課題解決とそこから新しい価値の創造を生み出せるような事業者を増やすために、私には何ができるのかを模索していきたいと思います。多くのイベントに参加し、事例を見ていくことで共通点や再現性がある部分が見つかると感じています。
また、イベントを通して、地方には地域を主体的に盛り上げる「担い手」と「資金」が不足しているという課題も改めて実感しました。人口も資金も減少していく現状の中で、地域の脆弱な部分を補い、新たな価値を創造するビジネスをどう生み出し、支援していけるのか、が私の大きな関心事となっています。
これからも、JANPIAのインターン生として学んでいきます。次回のインターン生活動日誌もぜひご期待ください。