JANPIAインターンでの学びと「地域金融機関が切り開くインパクト投資の最前線」リポート|JANPIA|インターン生 活動日誌vol8
JANPIAで活動しているインターン生の「活動日誌」を発信していきます。
第8回は、26年3月からインターンしている川上さんによる「インターンでの学びと「地域金融機関が切り開くインパクト投資の最前線」リポート」をご紹介します!
はじめまして、JANPIAの出資事業部にて3月からインターンをしている、慶應義塾大学2年の川上小葵です。今回は、インターンがスタートしてから学んだことと、4月27日に行われたイベント内容について紹介します。
JANPIAでのインターンを始めた理由
私は、1年生の夏休みに能登での教育支援のボランティア活動を行ったことをきっかけに、地方創生に深く興味を持つようになりました。そして、私自身が社会課題にどのように関わっていけばよいのかを考えるため、JANPIAのインターンに参加しようと考えました。
夏休みのボランティアは、大学生だからこそできることです。お金や人的資源について考えながら、社会課題に対して私は今後どのようなアプローチができるのか、JANPIAで活動しながらその関わり方を見つけていこうと考えています。

JANPIAは何をしているの?
インターンを始めるにあたって、私はまずJANPIAを知ることから始めました。とはいっても理解ができたのは、休眠預金等活用制度の運用を担っている団体、ということでした。休眠預金等とは、10年以上取引のない口座にある預金等を指します。JANPIAでは、この休眠預金を法律に基づいて活用して助成や出資を行い、社会課題の解決に向けた活動を支援しています。
インターンが始まると、自分からは遠い話のようでなかなか理解ができなかった資金分配団体、実行団体、インパクト投資などの言葉に次々と触れるようになりました。現在もわからないことは多いですが、初めの頃に比べると理解できるものが増えてきました。
インターンで学んだこと
インターンを通して、社会課題との関わり方がボランティアのみではないことを知りました。社会課題には、行政だけでなく、企業、NPO、NGO、財団、投資家等が関わっています。最も驚いたことは、「投資家として社会課題に関わる」ということです。私はこれまで社会課題に取り組む事業は儲からないという先入観から、その支援方法は寄付や募金のみであると考えていました。そのため、JANPIAが行う社会に良い「インパクト」を残そうとする投資の形、「インパクト投資」について知ったとき、ビジネスとして成立するのかという点に疑問を抱きました。しかし、インターンを続ける中で知ったのは、リターンを重視する投資家とインパクトを重視する投資家、様々な目的を持つステークホルダーがいるからこそ生まれる投資の形であることを理解しました。
これから学んでいきたいこと
JANPIAでの2か月のインターンを通して、私は社会課題解決に向けた様々な関わり方があることを知りました。これまでボランティア以外の社会課題への取り組み方を知らなかった私にとって、社会に出てからも様々な形で社会を良くしていくことができると知ったことは、非常に大きな学びです。
これからのインターン生としての活動を通して、具体的にどのような形で社会課題にアプローチしていくのかを考えていきたいです。また、その中でお金や人的資源の制約がどのように関わってくるのかについても理解を深めていきたいと考えています。

インターン生としての活動を始めてから初めてのイベントが4月27日に開催されました。これまで学んだことのイメージがより具体的に湧くようになったこのイベントについて紹介します。
イベントの概要
4月27日に、「SusHi Tech Tokyo 2026」のパートナーイベントとして「地域金融機関が切り開くインパクト投資の最前線」が開催されました。金融庁による基調講演に加え、地域金融機関による社会課題解決に資する投資の実践事例が紹介され、社会課題の解決と地域経済の活性化を両立する新たな資金循環の可能性について議論が行われました。イベントの概要はこちらです。
SusHi Tech Tokyo 2026パートナーイベント_「地域金融機機関が切り拓くインパクト投資の最前線」を開催 | 一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
学んだこと
これまでのインターン生としての活動を通して、休眠預金等活用制度における資金分配団体や実行団体のイメージをある程度つかむことができていましたが、今回のイベントに参加したことで、その像がより具体的になりました。
インパクト投資を通じて、資金分配団体は社会課題の解決を後押しし、実行団体は課題解決に向けた資金を得ることができます。イベントでは、ぐんま地域共創パートナーズ様や、株式会社QRインベストメント様の事例紹介があり、インパクト投資による社会貢献のあり方について理解を深めることができました。
ぐんま地域共創パートナーズ様のお話からは、地方銀行が地域の垣根を越えてファンドを形成し、地域へ貢献していくことで自然と社会に溶け込み、課題解決へ地域一丸となって向かう姿がみられました。これにより私は、地域課題に対してのアプローチが格段に広がるのではないか、と感じ、日本にインパクト投資がより広がることで何か良いものが生み出せる可能性が高まると感じました。
また、株式会社QRインベストメント様のお話からは、地元に限らずインパクト投資を幅広い地域に行うことによって生まれる、地域を超えた社会課題解決への形がみられました。特に印象的だったのは、能登半島地震の際に全国から支援を受けた経験を踏まえ、地域課題を「その地方で解決すべき」問題として捉えるのではなく、他地域からも解決を図る取り組みをされているということです。これにより、本来その地域のみでは対応できなかった問題の解決が可能になると感じました。
今回のイベントに参加して、休眠預金がどのように活用され、インパクト投資を通じて地方銀行がどのように社会課題の解決に向けて動いているのかということがわかりました。これからも、JANPIAのインターン生として学んでいきます。次回のインターン生活動日誌もぜひご期待ください。