成果物レポート

休プラ編集部

『ひだスキマ白書』|特定非営利活動法人 まちづくりスポット|成果物レポート

岐阜県

『ひだスキマ白書』|特定非営利活動法人 まちづくりスポット|成果物レポート

休眠預金活用事業の成果物として資金分配団体や実行団体で作成された報告書等をご紹介する「成果物レポート」。今回は、実行団体 特定非営利活動法人まちづくりスポットが発行した白書『ひだスキマ白書』を紹介します。

ひだスキマ白書

地方暮らしは誰もが担い手にならなければいけない、日本の都心部も含めた未来の社会の姿、自分たちの暮らしを守っていくための未来の話。地方は “お互い様” と “助け合い” で今の町の姿がある。

 少子高齢化、そして社会減により人口が減少し、コロナ禍の影響により地域の主産業である観光産業が打撃を受ける中、様々な社会課題が表出している。このような環境下においてプライベートセクター(民間)も体力を奪われ、これまで地域課題の解決の大部分を担ってきたパブリックセクターのカバーする領域も縮小傾向にある。

 社会課題が表出する中で「スキマ -隙間-」つまり、“地域の中に生まれた誰も手を触れられていない社会課題” が音もなく、しかし着々と広がっている。

 では、その「スキマ」は誰が埋めるのか。それを埋めようとするのは地域の中から生まれる新たなチャレンジャーだ。社会課題を自分事として捉え、自分たちの問題として、そのスキマを埋めようとする人たちだ。

そういったチャレンジャーの活動にとっては当然一定の資金が必要である。旧来のドライな投資ではなく気持ちののったお金の流れをつくることでチャレンジャーと住民の繋がりの糸を紡いでいきたい。

 そのためにもまず、資金的に一定期間の活動を支えながら、いずれ自走していくことが出来るよう事業面において伴走支援の機能も有する “コミュニティ財団” 設立に向けて、飛騨地域の社会課題や地域活動の調査結果をまとめたのがこの「ひだスキマ白書2022」。

 あなたと、あなたの大切な人たちが、この先も飛騨地域に生まれたこと・住んでいること・関われることを誇りに思えるように。
 今この飛騨地域にある「スキマ」、そしてこの先に生まれてくる「スキマ」に立ち向かうチャレンジャーたちに一人でも多く仲間ができるように。

この白書が気づきを得るきっかけになることを願って。

 

 

【事業基礎情報】

実行団体特定非営利活動法人 まちづくりスポット
採択助成事業〈2020年度通常枠〉
■飛騨コミュニティ財団(仮称)設立事業
資金分配団体:一般社団法人 全国コミュニティ財団協会


〈2020年度緊急枠〉
■富山市元気づくりオンラインサポート事業
資金分配団体:一般社団法人 全国コミュニティ財団協会

 

休プラ編集部