地域での休眠預金活用の促進を目指した制度説明会を開催!
秋田県 大分県
JANPIA主催、県庁や地域団体の協力により「休眠預金等活用制度説明会~民間公益活動に活かす休眠預金~」を、2025年12月に大分県と秋田県で開催しました。今回は、地域における休眠預金活用の促進を目指した説明会の様子を活動スナップでご紹介します。
活動趣旨
今回の説明会は、休眠預金活用事業の資金分配団体や実行団体がまだ少ない地域で、県庁や地域団体の協力を得て実現しました。制度の情報共有を通じて、行政だけでは対応が難しい社会課題の解決に取り組む団体が活動を進めるきっかけとなること、さらに、地域の未来について意見を交わし、次の一歩につながる場となることを目的として開催しました。
制度説明会のプログラム
制度説明会は以下のようなプログラムで実施されました。
・休眠預金等活用制度とは
・事例紹介
・2025年度これから募集される公募情報
・交流会・個別相談
(全約2時間)
活動スナップ
挨拶
説明会は、JANPIA理事・岡田の挨拶から始まりました。
休眠預金等活用制度の概要や休眠預金活用事業を進めるうえで大切にしているポイント、さらにこれまで事業を実施してきた団体からの意見を交え、今回の説明会の趣旨をご案内しました。

休眠預金等活用制度とは
続いて、休眠預金等活用制度の概要を説明しました。
今回の説明会では、助成事業である「通常枠」「緊急枠」を中心に、制度の仕組みや団体の役割、休眠預金等活用制度の特徴などについて解説しました。

事例紹介
次に資金分配団体の事業の目的や、採択された実行団体の事例を「福祉」「教育」「農業」「地域活性化」などの視点から紹介しました。
秋田会場では、実際に秋田で実行団体として休眠預金活用事業を実施している「NPO法人あきた結いネット」のご担当者より、公募時の事業計画や活動をしてみての感想を含め、地域での取り組み事例をご紹介いただきました。

2025年度これから募集される公募情報
最後に、2025年度に採択された資金分配団体が、今後各県を活動の対象として実施する予定の「実行団体の公募」について紹介しました。
公募情報詳細は以下のリンクをご確認ください。(公募情報は随時更新されます。)
実行団体・支援対象団体 公募一覧
交流会
会場参加者を対象に交流・個別相談を実施しました。
参加者の多くは、すでに民間公益活動を実施されている方々で、積極的な質問や相談が寄せられ、今後につながる有意義な交流の場となりました。
■大分会場
・参加者:60人(会場参加40人・オンライン参加20名)


■秋田会場
・参加者:25人(会場参加20名・オンライン参加5名)


終わりに
開催後のアンケートでは、以下のような声をいただきました。
・「休眠預金についての概要から実施まで体系的に知ることができた。」
・「活用できそうな感じがする。」
・「具体的な公募情報の収集方法が学べた。」
・「実行団体の具体的な例があり、分かりやすかった。」
交流会では、先進的な事業に取り組む団体や、新たな構想を持つ団体から、直接お話を伺いました。JANPIAでは、こうした出会いをきっかけに、地域での休眠預金活用が広がるよう、皆さまと共に取り組んでまいります。
このたび、大分・秋田での説明会にご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただいた県庁や地域団体の皆さまに心より感謝申し上げます。
開催にご関心のある皆さまへ
JANPIAでは地域での休眠預金活用の促進を目指し、自治体と連携した制度説明会の開催を検討しています。開催にご関心のある自治体の皆さまは、JANPIAまでご相談ください。
| 〈参考情報〉 2026年1月17日に福井県でNPO団体等の活動に従事されている方向けに開催される「NPOスキルアップのための研修会」のプログラムの一つとして、JANPIAから休眠預金等活用制度と活用事例についてご紹介します。このように、自治体で開催される研修プログラムの一部としてご説明させていただくことも可能です。 【福井県】NPOスキルアップ研修会 | 休眠預金活用プラットフォーム(休プラ) |
<連絡先>
一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
企画広報部
Mail:info@janpia.or.jp