ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社 × 社会福祉法人土穂会 企業連携事例のご紹介
全国対象事業
社会課題の解決に取り組む団体にとって、多様なステークホルダーとの連携は、事業の実効性や活動の持続可能性を高めるうえで大切な要素です。なかでも企業との協働は、団体の活動基盤を整えていく上で、有効な手段です。
今回は、JANPIA主催で実施した「東京マッチング会」にご参加いただいたENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(以下、ERE)と社会福祉法人土穂会(以下、土穂会)が、本会をきっかけに連携が広がった事例をご紹介します。
これまでの経緯
EREと土穂会は、2025年11月にJANPIA主催で実施した「東京マッチング会」への参加をきっかけに、地域貢献の協働プログラムを実施しました。その具体的な取り組みとして、EREは、発電事業の候補地の一つである千葉県いすみ市において、一般参加者を対象とした農泊プログラムを企画・実施。同プログラムでは、土穂会が休眠預金活用事業として実施している「はじめの一歩農場(働きづらさを抱える人を対象とした農業体験プログラム)」を体験コンテンツとして取り入れました。今回の協働プログラムを事例として、ERE本社において「企業と地域が共創するには」をテーマに研修を実施しました。

本研修は、今回の協働プログラムが生まれた経緯の深堀りや、協働を行っての感想を共有しながら、企業と地域が共創するには何が必要かを考えることを目的に実施されました。
当日は、EREの地域関連担当者の方々と土穂会に加え、オブザーバーとして土穂会の資金分配団体である公益社団法人日本フィランソロピー協会、JANPIAも参加。企業と地域が合意するまでに必要なことや、連携のあり方について活発な意見交換がなされました。
今回の研修について参加者からの感想
【ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社】
・私を含め、EREの参加者は“地域にかかわる担当者”として、今回の研修での議論や意見交換の機会を持つこと、そこに自身が参加し、自分ごととして考えることの大切さについて認識したのではないかと思います。(本研修担当者)
・地域と企業の双方で情報発信や対話を積み重ねて関係を構築することで、初めて「何かを動かす」行動につながることを実感しました。(本研修参加社員)
・地域との信頼関係を築くためには、地域の歴史や文化を学び、共通言語や共通体験を積み重ねることに加え、固定観念を持たず、さまざまな立場の方々の話を聞くことが重要であると再認識しました。(本研修参加社員)
・「地域を巻き込み、共に価値を創るパートナーシップ」の重要性を改めて認識しました。(本研修参加社員)
【社会福祉法人土穂会】
今回の研修では、EREと土穂会が地域で積み重ねてきた取り組みをもとに、「企業と地域が共創するには何が必要か」をテーマに対話を行いました。特に印象に残ったのは、企業と地域が互いの立場や価値観を率直に共有できたことです。
企業側からは、地域との信頼関係づくりに加え、地域共創を社内で進める上での葛藤を伺いました。一方、地域側からは、企業が地域に入ってくることへの戸惑いや受け止め方を伝えることができました。互いの背景や考えを知ることで、「なぜその行動を取るのか」への理解が深まり、共創には活動だけでなく対話を重ねることが重要だと改めて実感しました。
今回の研修を通じて、企業と地域が互いに学び合い、理解を深めることが継続的な共創につながることを実感しました。今後もこの関係を大切に育み、新たな共創へと発展させていきたいと考えています。
【公益社団法人 日本フィランソロピー協会】
当会では、寄付やボランティアなど企業が行う社会貢献活動の推進をしています。目指すところは一人ひとりが社会の一員として大切にされ、かつ自分も社会のために役立つことができる、即ち誰にも居場所と出番のある社会です。働きづらさを抱える障がい者等と働き手不足の農業を結び付ける農福連携は、これを体現する取り組みの1つとして推進しています。
土穂会が開設した「はじめの一歩農場」は、農業を通じた社会参加や就労訓練の場づくりです。ここに社会貢献と地域づくりの観点から企業がこのような形で関わってくださるのを見て、社会課題と地域・企業がつながる可能性に期待が膨らんでいます。それぞれの専門性と思いをつなぐことで社会課題の解決のためにできることは増えていくと考えています。
企業の皆さまへ
JANPIAでは、社会貢献やサステナビリティに関心のある企業の皆さまと、社会課題の解決に取り組む団体との多様な連携・協働の機会を提供しています。
ご関心のある皆さまは、ぜひお気軽にJANPIAまでご相談ください。 また、年に一度企業と団体向けのマッチング会を開催しています。2026年11月6日は札幌での開催を予定しています。