「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)2025」で休眠預金活用事業が紹介されました!|成果物レポート

休眠預金活用事業の成果物として資金分配団体や実行団体で作成された報告書等をご紹介する「成果物レポート」。今回は、外務省が発行したレポート『持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)2025』の中に休眠預金活用事業の概要などが掲載されましたので、その掲載箇所について紹介します。
「持続可能な開発目標(SDGs)の自発的国家レビュー(VNR)」とは?
「持続可能な開発目標(SDGs)の自発的国家レビュー(VNR)」とは、各国政府が自らSDGsの実施状況に関する進捗管理とその評価を行うために作成する報告書で、2025年の夏にニューヨークの国連本部で開催される国連ハイレベル政治フォーラムにおいて日本政府が発表するものです。
2025年6月10日、持続可能な開発目標(SDGs)推進本部の会合で決定・発表された「持続可能な開発目標(SDGs)の自発的国家レビュー(VNR)2025」の中で、社会的包摂性やパートナーシップなどの観点からもSDGsとの親和性が高い「休眠預金等活用制度」について、紹介されました。
【ご参考】休眠預金活用事業の掲載箇所
第4章 SDGs達成に向けた日本のビジョンと取組の評価 重点事項②「誰一人取り残さない」包摂社会の実現 (3)5つの重点事項と主な取組 ―(包摂的な共生・共助社会づくり)(P54) ―コラム⑤:広がる共助の取組 【事例3】休眠預金等活用制度による「誰一人取り残さない」包摂社会の実現(P57-58) 第6章 各ステークホルダーの評価と取組 (3)ステークホルダーによる取組の評価 C-2 市民社会の動向 4.1 「コロナ禍」及びポスト・コロナと市民社会の取組 (P197) |
実行団体の休眠預金活用事業における「SDGs」の対応状況
JANPIAが2025年6月30日に内閣総理大臣に提出した2024年度 事業報告書の付属明細である「休眠預金等活用事業の現況 〈データ集〉2025年6月発行」 では、助成事業(通常枠)で採択された実行団体1,095 事業が事業計画で選択したゴールを集計しました。
結果、実行団体が実施する休眠預金活用事業はSDGsの17ゴールに網羅的に対応しており、特に、SDGs11.「住み続けられるまちづくりを」、SDGs4.の「質の高い教育をみんなに」、SDGs8.の「働きがいも経済成長も」、SDGs1.の「貧困をなくそう」、SDGs3.「すべての人に健康と福祉を」、SDGs5.「ジェンダー平等を実現しよう」、SDGs17.「パートナーシップで目標達成」に関連する事業が多いことがわかりました。

