【事後評価】中国5県休眠預金等活用事業2021(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター)
報告書要約
(はじめに)
中国 5 県休眠預金等活用事業 2021(以下、「本事業」という)は、中国 5 県休眠預金等活用コンソーシアム休眠預金活用事業(2019 年度通常枠)、中国5県休眠預金等活用事業 2020(2020 年度通常枠)に続く、中国 5 県休眠預金等活用コンソーシアム(以下、「当コンソ」という)が資金分配団体として実施する 3 回目の草の根活動支援事業になります。
(問題とアウトカム)
本事業では、住み慣れた地域(中国地方)において暮らし続けることが困難となっている状況を格差(都市部と地方、担い手の有無、受けられるサービスの有無 等)としてとらえ、その格差是正に向けて、実行団体の組織や事業の強化・育成、市民活動を支える人材(PO)の育成、中国地方における連携協働の促進を目標に取り組みました。
【アウトカムのロジックモデル略図】
(結果と成果)
資金支援の成果については、すべての実行団体が計画通りに設備や拠点を整備できたこと、それらを活用したことで、様々な格差を一部分ですが解消することができたと評価しています。また、実行団体の異なる指標を 5 段階で相対的に評価したところ、目標の『3.2』(80%以上達成)に対して『3.90』となり、目標を達成することができました。
実行団体による連携・協働の推進についても、すべての実行団体が何らかの連携・協働を行っており、実行団体が取り組む社会問題や実行団体そのものの認知の向上、地域や他団体への波及などが生まれたものと評価しています。また、実行団体の異なる指標を 5 段階で相対的に評価したところ、目標の『3.2』(80%以上達成)に対して『4.32』となり、目標を達成することができました。
非資金的支援(伴走支援)の成果については、実行団体が本事業終了後も事業を継続できる状態にあるかどうかをアンケートで計ることと、組織診断を事業開始時と終了時に行い、その変化で計ることで評価しました。
実行団体が本事業終了後も事業を継続できる状態については、すべての実行団体が事業を継続することが確認できています。組織診断による前後比較でも、すべての項目においてスコアが上昇していることが確認でき、伴走支援によって実行団体の組織基盤が強化されたものと評価しています。
【組織診断の項目と前後スコア】
非資金的支援(環境整備)の成果については、本事業に関わった PO に対して、第 3 者によるアンケートを実施し、以前に実施した同アンケートの結果と比較することで、PO に求められる能力がどの程度向上したかを計りました。結果は、当コンソが整理した 6 項目中、2 つの項目で向上が確認できた一方で、4 つの項目では低下する結果になりました。一方で、コンソーシアムだからこそ得られた学びやその機会については多くの PO から PO能力の向上を実感しているという声が多く聞こえており、中国地方に PO として活躍できる人材が育ってきていると評価しています。
図3 【PO基本スキルの項目と2022年度⇒2023年度のスコア変化】
引用資料
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