• 公開情報
  • 2021年度

愛知県

【事後評価】チームによる支援活動の広域展開(公益財団法人中部圏地域創造ファンド)

団体
公益財団法人中部圏地域創造ファンド
種別
資金分配団体
事業
チームによる支援活動の広域展開
種別
通常枠(草の根活動支援事業)

報告書要約


本事業は、母子世帯や外国籍世帯等の経済的窮状が一層深刻化する中、貧困、引きこもり、不登校
等、様々な状況の下で社会的孤立に直面し、悩みを抱え込みながら生活している子ども・若者に対し
て、地域社会との多彩な形のつながりを模索し、社会的自立を促す社会的包摂の実現をめざしたもの
である。子ども・若者の支援に取り組む下記4コンソーシアム18団体を伴走し、「社会的孤立の改
善」「支援空白状況の改善」「支援の質の向上」「継続的な支援の展開」に向けて事業に取り組んだ。
3年間の成果は以下のとおりである。

■社会的孤立の改善
いずれのコンソーシアムにおいても、当初の目標値以上の支援を行うことができ、被支援者の満足
度も高かった。目の前の課題解決にとどまらず、気持ちや意識の変化、繋がりの構築、将来への希望
などに寄与することもできた。また、新しいニーズへの働きかけや新たな取り組みにも着手できた。
今後、こうした活動をいかに継続していくかが課題である。

■支援空白状況の改善
4コンソーシアムのうち、2コンソーシアムでは、本事業の取り組みを通して、活動を地域的に広
げることができた。他の2コンソーシアムは、事業をモデル化することによって、今後広域展開する
ことを検討している。いずれも、本事業で構築したネットワーク力を活かし、ノウハウや情報を共有
しながら、さらに活動を広げていくことをめざす。

■支援の質の向上
コンソーシアムを組むことで情報やノウハウを共有できたこと、助成金の活用によって、これまで
できなかった新たな取り組みができたこと、評価のプロセスを通して中長期的な視点をもつことがで
きたこと、研修等を通してスキルアップできたことなど、組織基盤を強化し、支援の質の向上を図る
ことができたとともに、自団体の活動だけでなく「地域」を意識することができるようになった。

■継続的な支援の展開
3年間でビジネス化、行政の制度化につなげることは困難であったが、いずれのコンソーシアムに
おいても助成期間終了後の活動継続のための基盤は構築できている。財源や人材の確保は引き続き課
題であるものの、工夫しながら、中長期アウトカムの実現を目指して、活動を継続していく。

本事業は、コンソーシアムによる事業実施を要件としていたが、以上のとおり、全体として大きな成
果をあげたといえる。一方で、さらに効果的、効率的に事業を進めていくために、コンソーシアムの伴
走支援の方法等に工夫できる点も明らかとなり、今後に活かしていきたい。

引用資料

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