• 公開情報
  • 2022年度

奈良県

【事後評価】ダイバーシティ人材センター構想(あたつく福祉型事業協同組合)

団体
あたつく福祉型事業協同組合
種別
実行団体
事業
ダイバーシティ人材センター構想
種別
通常枠(草の根活動支援事業)

報告書要約


本事業「ダイバーシティ人材センター構想」は、奈良県において就労に困難を抱える障害者・引きこもり・難病者・シングルマザー等を対象に、ICT訓練と福祉的伴走支援を組み合わせた総合的就労支援モデルの構築を目的として実施した。ICT初級・応用コース、実務体験、就労マッチングを段階的に設計し、技術習得と社会人基礎力の向上を同時に図る支援体制を整備した。

その結果、受講修了者の6割以上が新たな就労に至り、進路決定者は修了者の約4分の3に達した。ICTスキルの向上のみならず、生活リズムの改善、社会参加意欲の向上、自己効力感の回復などの短期アウトカムにおいて高い達成度が確認された。一方で、就労定着や企業連携の安定化については今後の発展課題も明らかとなった。
本事業を通じて「制度の狭間」にある就労困難層の存在、就労よりも定着支援の重要性、柔軟な働き方の有効性、ICT×福祉の分野横断型支援の可能性が確認された。また、企業や地域機関との連携により、福祉と地域を結ぶ新たな協働モデルの萌芽が形成された。

本事業の成果は、単なる就労支援にとどまらず、困難者と社会との接続点を増やす仕組みづくりとしての社会的意義を有している。今後は、継続支援体制の強化、企業理解の促進、資金スキームの多様化を通じて、持続可能な就労支援モデルの確立を目指す。

引用資料

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