• 公開情報
  • 2021年度

高知県

【事後評価】女性防災プロジェクト(公益財団法人 こうち男女共同参画社会づくり財団)

団体
公益財団法人 こうち男女共同参画社会づくり財団
種別
実行団体
事業
女性防災プロジェクト
種別
通常枠(災害支援事業)

報告書要約

本プロジェクトは、防災分野にジェンダーの視点を取り入れる人材の育成と地域での意識醸成を目的に、2022
年 8 月から 2025 年 2 月まで高知県内全域を対象として東部・中部・西部の 3 会場で実施された。育成プログラム
には、高校生、大学生から子育て世代、シニア世代まで県内 34 市町村のうち 16 市町村から計 60 人の参加があり
全員が防災の専門知識に加えてジェンダー平等の視点を学ぶ研修を受講・修了した。
また、研修の一環として東日本大震災の被災地(宮城県)を訪問し、被災者や支援団体との交流を通じて現地の
教訓や女性リーダーの活動を学んだ。
修了式では 60 人全員を「こうち女性防災リーダー(こうち JBL)」として財団で登録し、地域での主体的な防災
活動が始まっている。実際に、修了生の約 7 割が自治体や地域団体と協働した防災活動をすでに実施または計画
していることが、アンケートにより明らかになっている。
プロジェクト期間中の主な活動成果は以下のとおりである。
• 修了生や財団が中心となり、県内各地の地域や学校で防災出前講座・出前授業を 21 回実施した。
• 修了生が企画した 11 件のアクションプラン(計 14 回開催)の実施を支援し、合計で約 890 人の地域住民が
参加した。
• 西部(四万十市)と東部(安芸市)で「地域連携フォーラム」を各 1 回開催し、行政職員や住民を含む多様な
立場の参加者と地域防災やジェンダー視点での防災の必要性について意見交換を行った。
• 2024 年 12 月には「防災フェスタ」を開催し、修了生の企画に県民約 600 人が参加した。
また、プロジェクトでは大学生との連携が実を結び、ジェンダー視点を取り入れた避難所運営ゲーム「ジェンダー
HUG」が開発され、中部地域でのワークショップで活用された。自治体アンケートでは、回答自治体の 8 割がジ
ェンダーHUG を防災研修で活用したいと回答しており、今後の展開が期待される。
加えて、本事業により、県内の女性防災リーダーのネットワークが強化され、財団でこれまで育成したリーダーの
人数は 100 名以上に拡大した。さらに、修了生同士や県内外の関係者とのネットワークが形成され、女性リーダ
ーが地域防災活動に積極的に関与する動きが生まれている。自治体や地域団体との協働も進み、行政側でも修了
生との連携関係が形成されつつある。
本事業を機会として今後も地域防災力向上に向けた取り組みが継続・発展していくことを期待し、またそのために
当財団としてもさらなる取り組みを進める必要があると考える。

引用資料

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