• 公開情報
  • 2021年度

島根県

【事後評価】高齢者の移動支援:走れ「よりそい号」(躍動と安らぎの里づくり鍋山)

団体
躍動と安らぎの里づくり鍋山
種別
実行団体
事業
高齢者の移動支援:走れ「よりそい号」
種別
通常枠(草の根活動支援事業)

報告書要約


当事業では、島根県雲南市三刀屋町鍋山地区の65歳以上の移動に困っている地域住民に、鍋山地区内の移動支援「よりそい号」の運行を行った。
目的は、移動の不便さから外出や交流機会が減少し、心身ともに元気がなくなっていく現状を変えていくことで、地域住民がより安心して暮らし躍動的な活動ができるようにするためである。
主な結果としては、令和4年から令和6年の3年間で利用登録者72人、延利用回数1,172回であった(p27)。またアンケート調査の回答では、よりそい号があることで「鍋山地区内の行きたい場所に行きたい場所にいけるようになった」が17人(p32)、「暮らしやすくなった」が16人(p32)、「暮らしの楽しみが増えた」が13人(p38)、また利用者自身の変化として「心が明るくなった」が8人(p38,39)、「体調が良くなった」が3人(p38,39)等があった。
具体エピソードとして、一人暮らしの対象者が家にこもりがちであったが、よりそい号を利用し地域サロンに出かけ旧友との再会をきっかけに、地域サロン以外にもよりそい号を利用して手土産のお菓子を購入後友人宅に出かけるほど元気になられた方がいる。成功要因のひとつには、既存の繋がり及び個別訪問を丁寧に行い、移動支援に限定しない日頃の少し気になったことや困りごとを、当団体の職員に話すことができる関係性を安心感を持って築くことができていることが挙げられる。また、当事業で解決したい課題が他事業者にも認識されており、地区内の利用者に紹介いただくことで5人の利用に繋がっている。
その他、本事業を他地区への知見として、市内の全ての自主組織に説明や報告をしたり、3地区でも導入について実証や検討がなされ、少しずつではあるが今後中山間地域の移動支援についての改善がなされる兆しが見えてきている。雲南市では公共交通の関心度は市長や市議でも高く、4名の市議から一般質問があり、第三次雲南市総合計画案の中にも重点テーマとして「地域の移動・交通システムの再構築」として挙がっている(2025年2月現在)。2025年度に雲南市地域公共交通網形成計画の見直しがあり、2026年度に福祉と連携した移動支援事業の実施に向けて動き出している。

引用資料

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