• 公開情報
  • 2022年度

岐阜県

【事後評価】長良川流域文化の未来を担う<和傘、舞妓>の学校づくり(特定非営利活動法人ORGAN)

団体
特定非営利活動法人ORGAN
種別
実行団体
事業
長良川流域文化の未来を担う<和傘、舞妓>の学校づくり
種別
通常枠(ソーシャルビジネス形成支援事業)

報告書要約


岐阜和傘は年間生産量が1,200万本から2,500本へ激減し、職人も37人まで減少。岐阜の芸舞妓も528人から15人まで減少し、長良川流域文化の継承が危機に瀕している(=岐阜の地域固有の価値が消失する危機にある)。本事業では、この課題に対し「岐阜和傘職人学校(和傘塾)」と「岐阜芸妓舞妓学校(岐阜伎芸学院)」という2つの学校形式の育成機関を設立し、若者が伝統文化を志し、働き続けられる地域の実現を目指した。

3年間の事業を通じて、岐阜伎芸学院は2024年4月に開校、和傘塾は2025年4月にプレ開塾し、令和7年度末時点で合計4名の研修生が在籍。令和8年度には和傘塾3名、芸舞妓2名の新規応募があり、継承の流れが生まれている。和傘塾では2025年に実施したクラウドファンディングで350万円を調達し、岐阜伎芸学院では「ひとくち旦那」制度などの新たな資金調達手法を確立。鵜飼観覧船での船遊び40回実施など新規販路を開拓した。

課題として、事業単体での黒字化は未達成であり、研修生の経済的安定の確保、和傘原料(エゴノキ)の持続可能性、分業制における特定工程の継承困難などが明らかになった。今後はふるさと納税の活用や新規販路拡大により収益性を高め、「一部の関係者による伝統継承」から「地域・行政・事業者・市民が連携して支える仕組み」へと進化させていく。

引用資料

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