【事後評価】九州若者サポートネットワーク設立事業(特定非営利活動法人おおいた子ども支援ネット)
報告書要約
【 九州若者サポートネットワークのアウトカム 】
全てのケアリーバーや困難を抱える若者が、社会的孤立や経済的困窮に陥らず、「はたらいて」生きていくことができる持続可能な地域
社会を九州全域に拡大する。
・ケアリーバー等の若者に伴走する団体が県域を越えたつながりを持ち、より豊かなサポートを提供できる。
・困難を抱える若者等への社会的認知が拡大することで、孤立や排除されない社会づくりにつなげる。
【課題・ニーズの適切性】
親や家族を頼れない若者等に対して九州各地域で支援を行う団体との意
見交換会や助成・伴走支援を通じて、「支援団体相互のつながりの重要
性」「地域における多主体の協力や協働を高めていくための啓発」「若
者がケアにとどまることなく、多様な社会参加を行うことの必要性」等
が確認された。課題やニーズの設定は適切であったと思われる。
【事業設計の整合性】
・9sapoの運営委員や事務局体制の構築については、福祉関係者のみな
らず、多様な背景を持つ方々に参加いただいた。チームとして多角的
な意見交換ができたことは運営を行ううえで、非常に大切なポイント
であったと考える。
・社会福祉法人グリーンコープとの協働(コンソーシアム)によって、
各都道府県にあるグリーンコープ共同体への学習会を実施することに
つながり、その結果「九州子ども・若者おうえんカンパ」という大き
な基金造成につながった。また、9sapoが自ら企業との協働を行い、
「はたらく」ことを応援できるような企業との「おうえんのスキーム
づくり」については3年間という時間の中では、成果として顕在化する
までには至らなかった。
【実施事業の適切性】
大分県と福岡県に事務局を置きながら、月1回の事務局定例会、年4-6回
の運営委員会を行った。助成団体への伴走を大切に考え、訪問やオンラ
イン等で意見交換を行いながら、地域のグリーンコープとの連携構築に
も努めた。基金造成、助成活動、その後の伴走支援や多主体との連携に
ついては一定の成果を出すことができたが、事務局体制(人数・スキル
など)については強化が必要であることを感じている。
【課題・ニーズの適切性】
基金造成額、助成金額については当初の目的を達成することができた。
持続可能なカンパ金(グリーンコープ)の構築や地域企業等からの寄
付も少しずつ増加している。しかし、最も成果としてあげられること
は、助成活動や研修、意見交換などを通じて九州の団体や企業が「こ
どもや若者をおうえん」というイシューに参加していただき、それぞ
れの地域で新たなつながりができはじめていることにある。9sapoから
の発信(研修会)や地域ごとに行った意見交換会には多くの方々に参
加いただくことができた。助成においても、対象となる子どもや若者
へ直接届く「若者おうえん枠」、活動を支援する「活動おうえん枠」
という設定も「使いやすいお金」として一定の効果があった。
引用資料
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