• 公開情報
  • 2021年度

島根県

【事後評価】学生が希望を持てるまちのキャリアセンター(一般社団法人umi)

団体
一般社団法人umi
種別
実行団体
事業
学生が希望を持てるまちのキャリアセンター
種別
通常枠(草の根活動支援事業)

報告書要約


キャリア(1に不安を抱える大学生は、大学卒業後のキャリア形成を考えたときに、大学や大手就活サイト以外での情報収集や相談場所に困り、誰に相談してよいか分からずに孤立している。そうした不安が解消されないままでいると、大学卒業後の自分自身の働き方や暮らし方の課題として直面した際に、理想の状態がわからない為に解消する術がなくなり、心身に影響が出る状況に発展することも想定できる。
こうした状況は、大学期においての大学や社会の支援が、生き方(暮らし)ではなく仕事(働くこと)の支援に主軸が置かれていることが主な背景として挙げられる。そのためにも、学生期において多様なキャリア観に触れながら自身のキャリアについて見つめることができる地域での実践が有効である。
大学生のニーズと同様に、地域社会でも担い手不足から若者との関わりを期待する声が上がっているが、一方で関わる機会の少なさや関わり方の難しさに課題を感じるという声も多い。本事業の対象地域、島根県雲南市において、高校卒業と同時に大学や専門課程へ進学する学生は80%を超え、就職する学生は15%程度いる。(「令和4年度学校基本統計学校基本調査結果報告書(島根県分)」より)また、市外で学生生活を送った出身者が就職を考えた際に、雲南市へ戻りたいという声は少なく、また雲南市へ戻りたいと思っても選択肢が少ないという声が上がる状況だ。そのため、雲南市の若年の年齢層が薄い傾向にあるため、若者の担い手不足はかなり深刻な状況であることが伺える。
このような背景から本事業では、大学生が在学中から地域社会と関わる機会を提供することで、大学生は自身のキャリアへの不安を払拭し地域社会に希望を持てるように、また大学生に刺激を受けた地域住民も成長し新たな活動が生まれるように3つの点で支援を行った。
第1に、気軽に相談できる窓口を設置、またキャリア相談を気軽にできる座談会イベントの開催を通して、大学生の身の回り以外にも相談できる窓口があることを周知した。その中で、個別相談を希望する大学生に対しては面談の機会を設け、大学生自身の不安を整理し、地域社会で一歩踏み出せるようサポートを行った。その結果、年間を通して一定の相談があり、相談窓口の需要と効果的な実施方法が明らかとなった。
第2に、地域と大学生が目指す方向性を共有し活動・成長できるプログラム実施のため、その企画・運営を行った。主にインターンシップを実践プログラムとして提供し、インターンシップ受け入れ先の開拓からプログラムの振り返りまで行い、大学生と受け入れ先双方にとって学びや気づきの生まれる機会となった。
第3に大学生が地域に入り、自身のロールモデルとなるような住民と繋がることで、キャリア形成の一助となるように、地域住民と大学生の繋がりづくりを行った。

こうした支援から、相談後やプログラム終了後にも地域に関わる大学生が一定数確認でき、またその関わりからさらなる自身のロールモデルとなる人との出会う機会を獲得していることがわかった。

(1 人生を通して得る経歴や経験のこと。

引用資料

RELATED

同じプロセスの関連ナレッジ

MORE

他のプロセスの関連ナレッジ