【事後評価】多様な人や文化、想いがつながるまちづくり(特定非営利活動法人まちづくりネット東近江)
報告書要約
活動の概要
本事業は、東近江市に暮らす外国人住民と地域社会がつながり、多文化共生を推進することを
目的に実施された。小学校での学習支援、やさしい日本語講座の開催、外国人住民と地域住民の
交流機会の創出、情報発信の仕組みづくりを行い、外国人が地域に馴染みやすい環境を整えるこ
とを目指した。
また、行政や地域団体、企業との連携を強化し、持続可能な支援体制の構築を進めた。特に、
小学校での学習支援は、行政からの資金的支援により事業終了後も継続的な支援が見込まれる。
アウトプットの達成状況
本事業では、計画された活動が概ね達成され、地域における多文化共生の基盤が整備された。
まず、小学校での学習支援では、市内 4 校(五個荘小学校、八日市北小学校、湖東第一小学校、
八日市西小学校)において外国人児童への学習支援を実施した。ボランティア登録者は 21 名とな
り、児童一人ひとりへの個別対応が充実した。これにより、学習意欲の向上が見られた。
次に、地域の理解促進と交流機会の創出として、やさしい日本語講座を 7 回開催し、延べ 75 名
が参加した。また、多文化サロンを 18 回実施し、外国人住民と地域住民が互いの文化を理解し合
う場を提供した。子ども食堂の実施(18 回開催)や、びわこ学院大学フットサルサークルとブラ
ジル人学校の交流試合の開催を通じて、外国籍児童と日本人児童が自然に交流できる機会が増え
た。さらに、多文化イベント等には 2,293 名が参加し、地域の多文化共生への関心が高まる機会
となった。
また、情報発信の仕組みづくりでは、Google 翻訳アプリ講座を 7 回実施し、外国人・日本人合
わせて 96 名が受講した。多文化フェスでは、19 名の外国籍リーダーと連携し、地域における多
文化共生の担い手が増えた。さらに、東近江市の多文化共生推進プランの策定に関与し、行政施
策への反映を進めたことで、公的な支援の基盤が強化された。
アウトカムの達成状況
本事業の成果として、地域における多文化共生の意識が向上し、持続可能な支援体制が構築さ
れつつある。
まず、外国人児童の学習環境の改善が進み、小学校での学習支援が定着したことにより、児童
の学習意欲が向上した。教員との連携も強化され、外国人児童が学校生活に適応しやすい環境が
整った。
次に、地域の多文化共生意識の向上として、やさしい日本語講座を受講した住民の一部が学習
支援ボランティアに参加し、地域住民が外国人支援に関わる意識が高まった。また、多文化イベ
ントや交流機会を通じて、外国人と日本人が日常的に関わる機会が増えたことで、地域社会の受
容性が向上した。
さらに、持続的な支援の仕組みの構築として、小学校での学習支援が行政事業となり、資金的
支援が見込まれた。これにより、学習支援活動が助成終了後も継続される見通しが立った。また、
外国人住民支援のための地域ネットワークが強化され、今後も継続的な活動が期待される。
引用資料
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