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  • 2021年度

埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県

【事後評価】シングルマザーの心の自立と経済的自立を達成する共感伴走イノベーションの構築事業(⼀般社団法⼈ハートフルファミリー)

報告書要約


◼ 事業内容
・ 本事業は、生活困窮リスクを抱えつつも、現状を克服し、経済的・精神的な成長を目指
すシングルマザーが、ハートフルファミリー認定のサポートランナーによる共感伴走、
デジタルスキル習得、就業・転職・複業・起業の機会の獲得、参加者同士の意識の高め
合い等を通じ、中長期的な個々人のメンタルの変化・成長を伴いながら、経済的に自立
(555 日後に 5〜10 万円の月収増)することを支援することを目的に実施した。最終
受益者は、半年毎に 3 回募集し、1-3 期生の総数は 116 名であった。
◼ 成果(アウトプット)
・ 2023/1 開始の 1 期生 19 名、2023/8 開始の 2 期生 37 名ともに、アウトプットである
「A.シングルマザーの自立に向けた伴走支援、基本スキル研修、デジタルスキル研修
の実施研修実施」、「B. シングルマザーのデジタルスキルを活用した就労・起業に向
けた支援の実施」の目標値は概ね達成した。2024/2 開始の 3 期生 60 名に関しても、
2025/2 時点(途中経過)で概ね達成見込みである。
◼ 成果(アウトカム)
・ 当初 1-2 期生で目標としていた参加人数に至らず、追加で 3 期を募集したことも影響
し、助成期間中に設定した「就労・転職・複業・起業件数」、「月収 5 万円以上増の
件数」は目標値に対して未達であった。プログラムの実施を通じ、周囲からの強制では
なく本人の自主的な変化への願望・コミットメントを伴う就労・転職・複業・起業には
想定以上に時間を要すことが判明した。加えて、555 日間という期間の中で、各参加者
の個別事由のライフベントが発生する可能性が高く、 外部要因・参加者のモチベーシ
ョン管理が難しいことがわかった。
・ 一方で、月収 5 万円増の達成者の行動を分析すると、伴走支援における面談(1on1)
やオンラインセミナー、催事への参加率が、未達成者よりも明らかに高かった。これは
本事業で対象者に提供したプログラムは、月収増という目標達成の観点においては適切
なコンテンツ・アプローチを採用できていることを示しているといえる。
・ また、参加者が「期間を決め、新しいことに取り組み、月収を上げる」ことを決意し
て、555 日間「自分が頑張りたい真の理由」と徹底的に向き合い続けた結果、全体的な
傾向として自己肯定感は向上し、前向きな姿勢がみられた反面、現時点での経済的満足
度は低いという結果になった。「経済面の不安解消」については、一見目標未達の一方
で、555 日以降も自分の人生を自ら切り拓いていく意志と自信の表れであると同時に、
中長期的な観点で捉えると「困難を自力で乗り越え、生き抜く力」の習得に寄与できた
と考察する。
・ 本事業では、対象者への直接的な支援に加え、伴走者育成カリキュラム(ハートフルメ
ソッド)作成、収益事業(研修事業)の基盤の構築、運営体制の整備、提携先企業・団

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体の拡充などにも取り組んだ。いずれも当初の目標以上の結果を達成することができ、
助成終了後も事業を継続・拡大するための基盤となった。
◼ 今後の事業展開
・ 今後は、伴走者の育成の強化、特に弊団体が強みとする複業・起業に関連したコンテン
ツの拡充に注力し、一都三県のみならず全国の、またシングルマザーのみならずシング
ルファザーにも対象を広げて事業を継続・拡大する予定である。

引用資料

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