• 公開情報
  • 2021年度

滋賀県

【事後評価】障がいを抱える子ども達が安心してスポーツを楽しめる社会に(東近江FCレジリエンス)

団体
東近江FCレジリエンス
種別
実行団体
事業
障がいを抱える子ども達が安心してスポーツを楽しめる社会に
種別
通常枠(草の根活動支援事業)

報告書要約


活動の概要
本事業は、障がいを抱える子どもたちが安心してスポーツを楽しめる環境を整備することを目
的に実施された。スポーツ指導者の研修を通じて受け入れ体制の強化を図るとともに、保護者ネ
ットワークの形成やインクルーシブスポーツイベントの開催を行い、障がい児が地域とつながる
機会を提供した。また、全国的な障がい児スポーツクラブとの連携を強化し、支援体制を拡充す
ることで、地域の枠を超えた支援の仕組みづくりを進めた。

アウトプットの達成状況
本事業では、計画された活動が概ね達成され、障がい児のスポーツ環境整備に向けた具体的な
取り組みが進められた。
まず、スポーツ指導者向けの研修を 4 回実施し、200 人以上の指導者が参加した。これは当初
目標の 2 回を大きく上回り、地域の指導者が障がい児への理解を深める機会となった。さらに、
地域スポーツクラブでの受け入れ強化により、新たに 2 クラブが障がい児の受け入れを開始し
た。これは目標の 1 件を超え、地域における障がい児のスポーツ参加の選択肢を増やす成果をも
たらした。
また、全国的なネットワークの構築にも成功し、全国 300 名以上の指導者とつながりを持つこ
とができた。これは目標としていた 100 名の 3 倍にあたり、障がい児スポーツの普及に向けた
支援の広がりを示している。
保護者の交流支援については、意見交換会を 10 回以上開催し、保護者同士が情報を共有でき
る環境を整えた。これにより、保護者の不安解消と子どもたちの成長を支える仕組みが強化され
た。また、新たに 2 つの自主グループが発足し、継続的な支援体制の形成につながった。
さらに、ンクルーシブスポーツイベント「いんくるフェス東近江 2024」を開催し、500 名以
上の参加者が障がい児スポーツの意義を体験した。このイベントは、地域住民が障がい児スポー
ツに対する理解を深める重要な機会となり、共生社会の実現に向けた意識醸成に寄与した。

アウトカムの達成状況
本事業の成果として、障がい児スポーツを支える環境が地域に根付き、持続的な支援体制が構
築されつつある。
まず、障がい児の孤立防止という点では、スポーツクラブでの受け入れ体制が整備され、障が
い児が地域でスポーツを楽しむ機会が増えた。これにより、障がい児とその家族が地域とつなが
りやすくなり、孤立感が軽減された。
また、スポーツ指導者の専門性向上が実現し、研修を受講した指導者が新たな受け入れ体制を
構築したことで、障がい児のスポーツ参加の選択肢が広がった。一般のスポーツクラブでも障が
い児を受け入れる動きが見られるようになり、包括的な支援体制の基盤が強化された。
全国的なネットワークの拡充により、障がい児スポーツの支援モデルが全国へと波及してい
る。障がい児スポーツを支援するためのプラットフォームが構築され、全国の指導者間で情報共
有や交流が活発に行われるようになった。これにより、地域ごとの課題解決策が共有され、支援
の質の向上が期待される。
保護者のつながりの強化も大きな成果の一つである。意見交換会や交流イベントを通じて、保
護者同士が悩みを共有し、支え合う関係が生まれた。特に、保護者が自主的にグループを作り、
相談し合える環境が整ったことは、持続可能な支援体制の確立につながる重要なステップとなっ
た。

総合評価
本事業は、障がい児がスポーツを楽しめる環境を整備し、地域の理解を促進するという目的を
概ね達成した。特に、スポーツ指導者の育成、保護者支援、全国的なネットワーク形成といった
点で大きな成果を上げた。
一方で、今後の課題として、地域住民全体への認知度向上、一般のスポーツクラブへの受け入
れ促進、持続可能な資金確保が挙げられる。認知度向上には継続的な啓発活動が必要であり、ス
ポーツクラブの受け入れ促進には、より多くの指導者への研修機会提供が求められる。また、安
定的な資金確保のため、自治体支援の拡充やスポンサー獲得、クラウドファンディングなどの手
法を積極的に活用していくことが必要である。
本事業の取り組みは、障がい児スポーツ支援の地域モデルとして他地域への展開可能性を示し
ており、今後のさらなる発展が期待される。

引用資料

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