ウィズコロナ時代の障がい者共同雇用| ローランズプラス

今回の活動スナップは、一般社団法人ローランズプラス(資金分配団体:READYFOR株式会社)。休眠預金活用シンポジウム(2022年5月開催)で放映した「休眠預金活用事業紹介ムービー」の制作にご協力いただきました。シンポジウム用の動画ではご紹介できなかった動画を再編集し、撮影に同行したJANPIA職員のレポート共に紹介します。””””

活動の概要

一般社団法人ローランズプラスは、原宿でフラワーショップとカフェを運営しています。勤務しているスタッフ60名のうち45名が、障がいや難病と向き合いながら働いていることが特徴です。

さらに中小企業の障がい者雇用促進の取り組みを広げるために、2020年に休眠預金を活用した事業を実施。障がい者雇用の算定特例制度を活用し、複数の中小企業と福祉団体が連携して障がい者の共同雇用を行う仕組みを整えて、事業を開始しました。1社単独ではハードルが高い障がい者雇用を、複数企業と福祉団体が連携することで実現するモデルとして注目されています。

活動スナップ

撮影に同行したJANPIA職員のレポート

カラフルな花に囲まれたカフェ・フラワーショップ「ローランズ」。ひとりでも気軽に入れる雰囲気で、お花やグリーンの鉢植えに囲まれて幸せな気持ちでランチやスイーツを楽しむことができます。フルーツサンドやスムージーなどのメニューは、思わず写真を撮りたくなるかわいらしさです。

併設されたフラワーショップには彩り豊かなお花がならび、スタッフがアレンジメントを手際よく制作しています。リーダーの高橋麻美さんは、ローランズで働き始めて6年目です。

スタッフミーティング中の高橋麻美さん]

「もともとお花が好きで、ハローワークで求人を見て応募しました。とはいえ、大学を卒業してから病気のことで入退院を繰り返していたので働いた経験がなく、障がいがあるので、入社前は仕事を続けられるか不安でした。

今ではローランズで他のスタッフと一緒に力を合わせて働くのがとても楽しく、やりがいを感じています」

高橋さんの働く姿を撮影!スタッフは、ZAN FILMSの本山さん、明石さん

高橋さんのように障がいや難病と向き合うスタッフがいきいきと働くローランズには、障がい者雇用のノウハウが蓄積されています。そのノウハウを、障がい者雇用に困難を感じる中小企業に共有し、障がい者を共同で雇用する仕組みを構築する新規事業をスタートするために、休眠預金等活用事業を活用しました。

ここまでの成果として、2022年4月までに6社と連携し、16名の新規雇用を生み出すことに成功。今後は新たに70名を共同雇用する予定です。

ローランズ代表の福寿満希さんは、障がい者雇用のニーズの高まりとは反比例して、コロナ禍での新規事業の立ち上げに大きな不安を抱えていたと話してくれました。

インタビュー中の、福寿満希さん

「新しいことに踏み出すときはとてもエネルギーが必要で躊躇していたのですが、資金分配団体の伴走支援があったおかげで、1歩を踏み出すことができました。常にタスクの優先順位を一緒に確認してくれたおかげで、計画どおりに進められています。

今後は、東京で立ち上げた障がい者の共同雇用のモデルを地域に展開し、地域の中小企業が障がい者雇用に踏み出すお手伝いをしていきたいです」

ローランズが目標として掲げるのは、「多様なひとが一緒に働ける彩り豊かな社会」。実現のために、これからは東京から地方へと、そのノウハウと仕組みを広げていきます。

【事業基礎情報】

実行団体一般社団法人 ローランズプラス
事業名ウィズコロナ時代の障がい者共同雇用事業
活動対象地域全国
資金分配団体READYFOR株式会社
採択助成事業新型コロナウイルス対応緊急支援事業
〈2020年度緊急支援枠〉
2021年に実施した中間評価におけるナラティブな評価を映像にしました。
休眠預金事業でチャレンジしているTANOMOSHIをはじめ、社会インパクトを生み出す事業として、株式会社御祓川が取り組んでいる事業を紹介しています。
自伐型林業による担い手育成を行う目的でスタートした助成事業「失業者を救う自伐型林業参入支援事業~アフターコロナの持続・自立した生業の創出~」の活動が終了し、その助成5団体の事業成果を社会に共有する場を設けることとなりました。

休眠預金活用事業の瞬間を写真で伝える「活動スナップ」!今回は、『一般財団法人 社会変革推進財団(SIIF)〈2019年度通常枠・資金分配団体〉』がnoteに掲載している記事について連携いただきましたので、ご紹介します。

活動の概要

SIIFは、2019年度休眠預金活用事業〈通常枠〉の資金分配団体として採択した「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」の6実行団体について、事業に取り組む背景や今後の展望を多くの方に知っていただくために、それぞれの実行団体の代表者とSIIFの対談記事をnoteに掲載しています。今回は、掲載記事についてご紹介します。

活動スナップ

株式会社ポケットマルシェ

(左)ポケットマルシェ 代表取締役CEO 高橋博之さん (右) SIIF 専務理事 青柳光昌さん
(左)ポケットマルシェ 代表取締役CEO 高橋博之さん (右) SIIF 専務理事 青柳光昌さん

休眠預金の使い方はウエルビーイング(幸福)の実現を目指す|SIIF|note

株式会社Sonraku

左 sonraku 代表者 井筒 耕平さん 右 SIIF インパクト・オフィサー 山本 泰毅さん
左 sonraku 代表者 井筒 耕平さん 右 SIIF インパクト・オフィサー 山本 泰毅さん

バイオマスエネルギーで「地域の熱を上げる」|SIIF|note

株式会社Ridilover

左)社会変革推進財団専務理事 青柳 光昌さん 中央)リディラバ代表 安部敏樹さん 右)社会変革推進財団 インパクト・オフィサー 山本泰毅さん
左)社会変革推進財団専務理事 青柳 光昌さん 中央)リディラバ代表 安部敏樹さん 右)社会変革推進財団 インパクト・オフィサー 山本泰毅さん

リディラバは地域を救う鬼殺隊になりたい|SIIF|note

株式会社御祓川

左)株式会社御祓川 代表取締役社長 森山奈美さん 中)社会変革推進財団 専務理事 青柳 光昌さん 右)社会変革推進財団 インパクトオフィサー 小笠原 由佳さん
左)株式会社御祓川 代表取締役社長 森山奈美さん 中)社会変革推進財団 専務理事 青柳 光昌さん 右)社会変革推進財団 インパクトオフィサー 小笠原 由佳さん

休眠預金で奥能登にインパクトを生み出す|SIIF|note

シェアビレッジ株式会社

シェアビレッジ株式会社
左から) シェアビレッジ株式会社 半田理人さん シェアビレッジ株式会社 代表取締役 丑田俊輔さん 社会変革推進財団 インパクトオフィサー 田立紀子さん 社会変革推進財団 専務理事 青柳 光昌さん

僕らは「村」を舞台に遊ぶ「プレイフルドリブン」から始まった|SIIF|note

Rennovater株式会社

Rennovater株式会社
左から 一般財団法人KIBOWインパクト・インベストメント・チーム ディレクター 山中礼二さん リノベーター株式会社 代表取締役社長 松本知之さん 社会変革推進財団 専務理事 青柳光昌さん

打倒!貧困ビジネス 住宅困窮者のための健全な賃貸住宅市場を作りたい|SIIF|note


【事業基礎情報】

資金分配団体一般財団法人 社会変革推進財団(SIIF) 
助成事業

地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業〈2019年通常枠〉 

活動対象地域全国 
実行団体シェアビレッジ株式会社
株式会社Sonraku
株式会社ポケットマルシェ
株式会社御祓川
株式会社Ridilover
Rennovater株式会社 


今回のZIBATSUニュースには、担当する宮田香司さんをゲストに招き、企画内容を伺います。
今回のZIBATSUニュースには、利根川源流の群馬県みなかみ町の奥の奥から、北山郁人さんが登場してくれます。
東北地方の3県で自伐型林業の本格的な講習会「東北3県林業塾」がスタートしました。
九州地方で自伐型林業の本格的な講習会「九州林業塾」がスタートしました。その講習日数はなんと50日間!
今回の自伐ニュースは利根川の源流・群馬県みなかみ町の藤原地区からお届けします。