PwC Japan×SMBCグループ共催「ソーシャルな交流が広がる1Dayプロボノワークショップ」のご紹介 

今回のJANPIAスナップでは、PwC Japan×SMBCグループ共催、JANPIA・ETIC.協力で行われた第二回「ソーシャルな交流が広がる 1Dayプロボノワークショップ」』の様子をお届けします。 

イベント概要

2025年2月22日(土)、PwC Japanグループ(以下、PwC Japan)と株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は、企業の垣根を越えたコレクティブインパクトの創出を目指し、第二回「ソーシャルな交流が広がる1Dayプロボノワークショップ」を共同で開催。今年度からJANPIAと資金分配団体でもあるETIC.が協力団体として参加しました。 

本イベントは、2023年10月6日(金)にJANPIA主催で実施した 「ボランティア・プロボノマッチング会 第2回成果報告会」でご登壇いただいたPwCあらた有限責任監査法人、SMBC日興証券株式会社の方々が、その場で連携に向けた対話をされたことがきっかけで実施に繋がったものとなります。 

【関連記事】「ボランティア・プロボノマッチング会 第2回成果報告会」を開催!

活動スナップ

△SMBCグループ公式サイトより転載

当日は、「異なる組織による共創によって社会の持続的な変革の体現を目指す」という趣旨に賛同した企業43社から約130名が参加し、20の NPO等の団体が抱えるさまざまな課題に対する解決策の提案が行われました。 
 
参加団体20団体のうち、休眠預金活用事業の採択団体からは、以下の13団体が参加しました。 
 
・認定特定非営利活動法人 キャリアデザイン研究所 
・特定非営利活動法人 ウイズアイ 
・特定非営利活動法人 シングルマザーズシスターフッド 
・特定非営利活動法人 ワーカーズコレクティブういず 
・認定特定非営利活動法人 カタリバ 
・特定非営利活動法人 みんなのコード 
・認定特定非営利活動法人 3keys 
・特定非営利活動法人 WHITE CANVAS 
・一般社団法人 あわらテクノロジー協議会 
・一般社団法人 ころん 
・一般社団法人 merry attic 
・一般社団法人 チョイふる 
・一般社団法人 かけはし 
 
当日の様子は、PwC Japan及びSMBCグループの公式サイトよりご覧いただけます。 

2025年度の資金分配団体(助成)通常枠・緊急枠の公募説明会を開催します。 休眠預金活用事業にご興味のある方、申請をご検討中の方のご参加をお待ちしております。

2025年度資金分配団体(助成)の公募説明会「申請書類の注意点・書き方などについて<オンライン開催>

2025年度の資金分配団体(助成)通常枠・緊急枠の公募説明会を下記の日程で開催します。
4月14日に通常枠・緊急枠の公募要領を公開しておりますので、ご確認ください。
また、通常枠・緊急枠ともに公募の申請締め切りは6月6日(金)を予定しております。

【イベント情報】

日時2025年5月20日(火)10:00-12:00
開催形式

オンライン(Zoomを使用)

※参加登録をいただいた方へ前日までにZoom URL等のご案内をお送りします。
プログラム(予定)1.申請書類の書き方・記入上の注意点 
  ・ 初めて申請される方に向けた解説 
  ・ よくあるミス、見落としやすい点など 
2.質疑応答 
 ※内容が一部変更となる可能性があります。
主催一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
お申込み以下フォームよりお一人ずつお申込みをお願いします。
https://forms.office.com/r/CtuVDJMgn3?origin=lprLink
【申込締切】5月16日(金)12:00まで
お問い合わせ一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
公募担当
メール:koubo@janpia.or.jp 

 

2025年度の資金分配団体(助成)通常枠・緊急枠の公募説明会を開催します。 休眠預金活用事業にご興味のある方、申請をご検討中の方のご参加をお待ちしております。

2025年度資金分配団体(助成)の公募説明会<オンライン開催>

2025年度の資金分配団体(助成)通常枠・緊急枠の公募説明会を下記の日程で開催します。
4月14日に通常枠・緊急枠の公募要領を公開しておりますので、ご確認ください。
また、通常枠・緊急枠ともに公募の申請締め切りは6月6日(金)を予定しております。

【イベント情報】

日時2025年5月9日(金)10:00-11:30
開催形式

オンライン(Zoomを使用)

※参加登録をいただいた方へ前日までにZoom URL等のご案内をお送りします。
プログラム(予定)1. 公募要領のポイントについて  (通常枠・緊急枠)  
2. 質疑応答  
 ※内容が一部変更となる可能性があります。
主催一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
お申込み以下フォームよりお一人ずつお申込みをお願いします。
https://forms.office.com/r/AK1RHe7G5R?origin=lprLink
【申込締切】5月8日(木)12:00まで
お問い合わせ一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)
公募担当
メール:koubo@janpia.or.jp

 

活動の概要

一般社団法人えんがおは、地域の高齢者や精神・知的障がいを抱えた人、若者などが一緒に集える場づくりをとおして、多様な世代間交流を促進し、孤立の予防と解消に取り組んでいます。活動拠点は栃木県大田原市です。

具体的には、中高生や大学生の勉強場所、高齢者が集う地域サロン、障がい者グループホームなどを全て徒歩圏内に開設し、日常的な交流を意識的に促すことで、コロナ禍でより一層深刻になった孤立対策を進めています。

2021年度に休眠預金を活用し、新たに精神・知的障がい者向けグループホームの男性棟を開設。既存の女性棟の入居者とともに、入居者が日常的に地域と関わりながら生活することが可能となるよう、専門スタッフによるサポートを行いました。

活動スナップ

撮影に同行したJANPIA職員のレポート

車窓から目に入る景色が彩り豊かな季節、一般社団法人えんがおの地域サロンを訪問。ガラスの引き戸をあけると「どうぞ、いらっしゃーい」と、ふたりのおばあちゃんが暖かく迎えてくれました。

もともと酒屋だった2階建ての家屋の1階がサロンとして、2階が中高生・大学生の勉強場所として、地域に開放されています。この日は、近所で暮らしているおばあちゃんたちがお茶をしながら、不登校の中学生や通信制高校に通う高校生、大学生がえんがおのスタッフとおしゃべりしていました。

えんがおでは、高齢者のお困りごとに対応する「生活サポート事業」も行っています。高齢のひとり暮らしが多いため、「電球を交換してほしい」「寒くなってきたから毛布をもう一枚追加したいんだけど、押し入れの奥から出せない」といった依頼が寄せられ、そのサポートをしているのです。

訪問した日も「庭木の植え替えを手伝ってほしい」という依頼があり、スタッフや学生ボランティアがスコップを抱えて出かけていきました。

このように行政の制度からこぼれ落ちるニーズへ対応しながら、つながりが希薄になりがちな高齢者に生活の安心感や社会とのつながりを提供しています。

濱野将行さん、撮影の様子。撮影はZAN FILMSの本山さん、明石さん。

えんがお代表の濱野さんにお話を伺うと、特にコロナ禍によって高齢者と地域との分断が進んだと感じている、と聞かせてくれました。家に閉じこもりがちになり、認知症が進んだ事例も少なくないそうです。 そんな課題を抱える地域で濱野さんは、えんがおの活動を通じてつくりたい景色があります。

「行政の制度では、どうしても『高齢者』『子ども』『障がい者』などと対象ごとに事業や予算が区切られてしまいます。でもそうやって区切るのではなく、高齢者も子どもも障がい者もみんなが毎日一緒に過ごして『ごちゃまぜな景色』が地域の日常になっている。その状態をえんがおの活動で目指しています」

実際にえんがおでは、すでに「ごちゃませな景色」がうまれていました。お茶飲みをしているおばあちゃんたちがいて、そこに小さい子どもを連れたお母さんが立ち寄る。午後になれば、学校が終わった中高生が宿題をしに来て、仕事を終えた知的障がいのある人がその日の仕事について話をし、大学生がそれに応える、といった日常があります。

精神・知的障がいのある人が地域に関わることのハードルは高いと言われていますが、えんがおでは自然に溶け込み、おじいちゃんおばあちゃんの手伝いをしたり、えんがおのペットの世話をしたりと、それぞれの役割を担っています。

このように精神・知的障がいのあるグループホーム入居者がサロンに溶け込めるようになるまでに、えんがおスタッフの約半年間にわたる丁寧なサポートがありました。グループホーム入居後に生活を軌道に乗せるお手伝いをしたり、高齢者や若者たちの輪の中に入っていけるように声がけや橋渡しをしたりと、意識的に地域の人々とのつながりが生まれるように働きかけをしてきたのです。

今後は、サロンの向かい側に学童保育の施設をオープンする予定もあります。えんがおはこれからも地域の困りごとに寄り添い、一緒に解決策を考え、実践していくとのことです。

【事業基礎情報】

実行団体
一般社団法人 えんがお
事業名
コロナ禍で分断されたつながりの再構築事業
活動対象地域栃木県
資金分配団体特定非営利活動法人 とちぎボランティアネットワーク
採択助成事業

とちぎ新型コロナウイルス対応緊急助成事業
〈2020年度緊急支援枠<随時募集3次>〉