学校に行けない、行きづらい、いわゆる「不登校」の子どもたちが増加を続けています。年間30日以上欠席の児童生徒は、滋賀県で5,000人を超えています。不登校の子どもの育ちと学びの保障、心のケア、ならびに保護者の孤立解消の実現は、喫緊の社会課題となっています。
そうした中、NPO法人碧いびわ湖と公益財団法人東近江三方よし基金は2022年度に、休眠預金活用事業「あらゆる子どもの育ちを保障する地域総動」(以下、本事業)に採択されました。学校と家庭以外にも安心して遊び学べる場所を、学校に行きづらい子ども達やその保護者とともに作っている下記6つの実行団体の伴走支援を通じて、「不登校になっても孤立しないまちづくり」に取り組んできました。
・特定非営利活動法人 フリースクールてだのふあ
・一般社団法人 日野里山フリースクール
・スキニシー学校
・一般社団法人 異才ネットワーク
・一般社団法人 ぐるり
・特定非営利活動法人 竜王子育てネットワーク
2025年11月には、本事業の成果をまとめた書籍『地域がつくる子どもの居場所(サードプレイス)』も晃洋書房から発行されました。
本シンポジウムは、出版記念と事業報告会を兼ねた催しです。
事業の成果を踏まえつつ、過程を通じて見えてきた課題や気づきを、不登校の当事者や保護者の方々、支援者の方々、教育、子育て、福祉、まちづくりなどに関わられている方々(議員、行政、研究者も含めて)と幅広く共有し、不登校になっても「孤立しなくてよい地域づくり」を進めていくために必要なことを考えます。